3つあるライセンスのうちの一つを和歌山が獲得する可能性が高いとする分析家の数は少ないものの、都道府県関係者は入札について自信を持っている様子。
和歌山県の横山達伸企画政策局長は和歌山にとって「非常に有力」な入札となるであろう要因をAGB Nipponに語った。
横山氏は他の地方都市と違い、和歌山は人口が集中している大阪やさらに京都や奈良などの人気観光地の近くに位置していることを例にあげた。特に提案されている場所が主に関西国際空港を通って行けるということも大きいとされる。
和歌山にとって不利なのは主要IRを楽々と獲得出来るであろうとされている大阪の夢州に非常に近いことだが、横山氏は政府はIRの地域的多様化が場所選定の要因にはならないと示唆しており、政府の決定に最も強く影響するのは経済への影響だと指摘。
和歌山は6月13日にRFIプロセスに関心を持つ企業対象に2回目の説明会を東京で行った。参加状況は和歌山県で6月9日に開催されたイベントに非常に近く、47社を代表する64名が参加。
2度の説明会にはあわせて約15の国際オペレーターらが代表者を送った。
横山氏はRFIプロセスを通して集められた評価や意見等は11月頃に公開されると思われる和歌山のIR計画の修正に使用されると説明。この改訂案は12月に和歌山県議会に提出され、明らかにされる予定。
横山氏は実際にRFCプロセスが行われるかどうかは不明だと述べた。政府がIRライセンスに関する独自の政策を策定するのにどれだけ迅速に行動するかによるとされる。(AGB Nippon)