和歌山県、IR有識者会議初会合を開く

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和歌山県のIR有識者会は、8月6日に東京大学名誉教授の伊藤元重教授を座長とする初会合を開き、マリーナシティIR誘致を新しい段階に押し上げた。

会合の後、伊藤座長は「心理学や食文化の専門家からどんな取り組みができるかといった話もあり、観光などかなり多様な議論があった」と述べた。

和歌山県IR誘致の最も著名な推進者である仁坂吉伸知事も会合に参加した。

次の段階へ進むのに十分な政治的な支持を得ているとはいえ、和歌山の尾花正啓市長はカジノを外国人専用にするべきという意見が懸念点だ。この考え方は県の計画と矛盾し、国際的IR事業者にとって受け付け難いものであると考えられる。

そのほかの会議委員が関西電力株式会社の森詳介元会長、GT東京法律事務所の石川耕治代表パートナー、和食文化国民会議の大久保洋子理事、日本観光振興協会の久保成人理事長、京都大学公共政策大学院の名誉フェローの佐伯英隆氏、建設業技術者センターの谷口博昭理事長、京都大学こころの未来研究センターの特定教授の吉川左紀子氏である。(AGB Nippon)