木曜日に和歌山県知事選の選挙運動期間始まり、反カジノ派の挑戦者である畑中正好氏とIR支持派で在任中である仁坂吉伸氏が対立することとなり、4年前とまったく同じ状況となった。選挙日は11月25日である。
4年前の選挙は仁坂氏の圧勝で終わり、26万6093票対5万4164票という結果となった。今回も与党と一部の野党が仁坂氏を支持していることからIR支持派側が有利であるように思われ、唯一日本共産党のみが畑中氏の挑戦を支持している。
メディアによる報道はマリーナシティIR構築がキャンペーンの最重要課題として扱われていることで一致している。他の多数のIR支持派の地元政治家とは異なり仁坂知事はIR入札の擁護を明示しており、選挙運動期間が迫ってきた際もそれをおさえることはなかった。
畑中氏はカジノ開設に反対する主要地方組織「カジノ問題を考える和歌山ネットワーク」の事務局長である。つまりこの選挙は最も目に見えて明らかなIR支持者とまたそれに真っ向から反対する者の一騎打ちである。(AGB Nippon)