大阪市の吉村洋文市長は、2025年の世界博覧会後、夢洲にF1レースを招致する案を産経新聞のインタビューで明らかにした。世界的な知名度を誇るオートレースの招致は、夢洲に対する将来的なビジョンの一部に過ぎない。
「万博の開催期間は約半年間だが、終了しても夢洲全体をレガシーとして、活用する必要がある」と吉村市長は語った。また、「さまざまな事業を行いやすくし、世界から人やモノ、お金が集まる付加価値の高いエリアにしたい」と付け加えた。市長はこの目標達成のために、夢洲の道路整備はF1レースを開催出来る仕様で進めていきたいと考えている。
府市は最近、博覧会後の夢洲の将来と経済的計画を描き始めている。夢洲IRにより8万8000人の雇用機会が増え、地域経済へ7600億円の経済波及効果が期待されている。また、府市にも約70億円の収入が見込まれている。
夢洲IRの敷地面積は約60ヘクタールで、同島の北側に建設される予定。ライセンスを勝ち取るコンソーシアムはIRの第1フェーズに約9300億円を投資し、年間2500万人が訪れると予測されている。(AGB Nippon)