メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts & Entertainment)は29日、都内で記者会見を開き、大坂なおみ氏がメルコの横浜IR入札のブランド・アンバサダー兼スポーツ・グループ・ディレクターに就任したなど、いくつかの大きな発表をした。
映像で記者会見に参加した大坂氏は「メルコの横浜入札活動に関われることを嬉しく思っています」と述べ「メルコと共に、スポーツとウェルネスをコンセプトとして統合し、観光客や地域住民の皆さんにも良い影響や効果をもたらすことができるでしょう」と続けた。
メルコ会長兼最高経営責任者のローレンス・ホー氏(Lawrence Ho)は「メルコ・クリエイティブ・エクスチェンジ(MXC)」という日本の地方にプレミアム観光目的地を開発する目的の270億円規模の投資ファンドの発足も発表した。
MCX最初の二つの計画は箱根でのモダンな温泉施設と長野でスキーリゾートの開発であり、記者会見でコンセプト映像が披露された。また、メルコの横浜IR入札の結果に関係なくこの二つの施設を建設するとのこと。
記者会見後、AGB Nipponと1対1のインタビューに応じたホー氏は、大阪・夢洲のIR入札を見送りにし「横浜ファースト」方針を決めたことについて具体的な話をした。
ホー氏は、メルコが世界レベルのIRを建設して「控えめな約束」から「約束以上の結果」を届けるのに大阪より横浜のほうが相応しいと述べた。
また、ホー氏によると大阪府の2025年国際博覧会までに夢洲IRを開業するタイムラインが本当の世界レベルIRを届けるのに野心的すぎて、他の事業者が成功するか大きな疑問を抱いていると指摘した。(AGB Nippon)