7月5日、雨が降る中、約80人の抗議者が大阪の街で集まり行進し、夢洲にIRを建設する計画に反対した。行進のテーマは「カジノあかん」であった。
AGB Nipponは、「カジノ問題を考える大阪ネットワーク」のリーダーであり、2015年1月出版の「カジノで地域経済再生の幻想」の著者でもある阪南大学の桜田照雄教授とのインタビューを行った。
桜田教授は、本のタイトルが示唆しているように、カジノは地元のコミュニティが望んでいる経済ブームを生み出すのではなく、単に他の地域から富を再分配するように機能する主張している。「夢洲に巨大なIRはできると、梅田や難波の商業地の売り上げを確実落ちます。」
桜田教授はまた、夢洲の土地自体が想定されているような高層ビルをサポートすることができないため、このような人工島にIRの建設には適していないと主張している。また同氏は、夢洲で大規模なIRを構築することにより、地震や津波などの深刻な災害に脆弱な施設になってしまうと警告しています。
桜田教授はギャンブル中毒やその他の問題について、他の反カジノ活動家の懸念を共有しているが、IRに対しては経済学者の観点からして、「ビジネスモデルとして適切ではない」と考えている。
「カジノ問題を考える大阪ネットワーク」は、現地のIR計画に対して、約5年間反対し続けている。(AGB Nippon)