安倍晋三首相は現在苦しい立場に追い込まれており、今週はさらに悪化する可能性がある。 IR実施法案が国会で可決される可能性は高いと思われるが、スキャンダルが原因で安倍政権が崩壊する可能性もまた出てきている。
首相を1年近く悩ませてきた右寄りの小学校の運営者に与えられた特別な待遇に関する複雑な汚職事件が注目される中、先週末には主要財務省当局者の自殺と国税庁長の辞任という大きな事件が二つ起きている。 副首相を兼任している麻生太郎財務相は、近い将来退席を余儀なくされる状況にある。
先週、野党は数日にわたり国会審問のボイコットを行った。
これらはIR実施法案を取り巻く問題に直接触れるものではなく、しばらくは起きないと思われるにせよ、安倍首相が崩壊すれば法律上の議題全体へ悪影響を及ぼしてしまうことは明らかであり、しばらくは目が離せない状態が続くとされる。(AGB Nippon)