日本のゲーミング業界の大御所、岡田和生氏によるウィン・マカオ(Wynn Macau)への10億米ドル(約1080億円)補償請求の無罪判決に対して、マカオ控訴裁判所は同判決を支持したとマカオ・ビジネス(Macau Business)が報道した。
岡田氏は2012年にウィン社の取締役会から追い出され、その後、ウィン・マカオと創設者のスティーブ・ウィン氏(Steve Wynn)に対して訴訟を起こした。
取締役会からの追放と様々な主張により、岡田氏はウィン・マカオを会社として解体し、補償金の支払いを訴えていた。
しかし、第一審裁判所は2015年に、岡田氏の申し立てに関して裁判として扱うための十分な理由がないと決断し、ウィン・マカオが法律、公序良俗に反する事柄を認定しなかった。また、ウィン・マカオの違法行為疑惑と岡田氏の損害賠償請求には関連性がないと判断された。
岡田氏は第二審裁判所に控訴したが、同氏の主張と申し立ては「矛盾と不適合」を理由に棄却された。(AGB)