ユニバーサル・エンターテインメント(Universal Entertainment Corporation)の報告によると、日本のゲーミング業界の大御所、岡田和生氏およびその仲間が、香港の汚職監視機関によって逮捕された。
地元のメディア報告によれば、タイガー・リゾート・アジア(Tiger Resort Asia)に申し立てられた訴えに基づき、岡田氏とその仲間であるリ・ジャン氏(Li Jian)は、岡田ホールディングスから1970万米ドル(約21億9250万円)を騙し取ろうとした陰謀により、汚職に対抗する独立委員会(Hong Kong Independent Commission Against Corruption = ICAC)により拘束されている。
岡田氏が2015年の2~3月にわたり、担保や利息を要求せずに、リ・ジャン氏のゴールラック・テック(Goldluck Tech)への貸付として企業資金を放出したことに対してタイガー・リゾートから起訴されている。
申し立てによると、岡田氏は支払返済金を個人的な使用のために回収し、この過程への関与についてリ氏に対して支払を行った。
岡田氏は現在、ICACにより課せられた保釈条件に基づいて釈放されている。
岡田氏はユニバーサル・エンターテイメントの前会長であるが、2017年6月29日にその座から辞任している。
今年初期、ユニバーサル・エンターテイメントは、岡田氏に対し、特許権が侵害され、損害賠償を求め、民事・刑事訴訟を起こしている。
また、同氏は、1000万米ドル(約11億1300万円)の詐欺について法務省による調査も受けている。
ユニバーサル・エンターテイメントは、必要があればICACやその他法執行機関を全力でバックアップすると話している。(AGB)