カジノ業界の大御所である岡田和生氏の息子、岡田知裕氏が、具体的な証拠ではなく、不適切感を持っていたため父親の和生氏を家族経営会社から罷免させたことを認めている。
マニラ・スタンダード紙が今週月曜日にレポートした内容によると、知裕氏の妹である裕美氏が2017年に結ばれた兄妹間の株式信託契約の無効を訴えた法廷審問の場で、知裕氏はオカダ・ホールディングス合同会社から父親を不正に罷免した経緯について説明した。
「証拠などはなく、詳細は無かったが、疑惑が生じる話は聞いていた」と知裕氏は語った。「怪しいと思う疑惑はいくつかあったが、どれも具体的ではなかった」と続いた。
聞いた話は疑惑であったかと再度問われた知裕氏は「はい、そうです」と答えた。
証言中、知裕氏は裕美氏との株式信託契約も父親に対する不適切感を基に準備したと告白した。
今回の起訴事件で裕美氏は、知裕氏が裕美氏と父親の和生氏に不利に働く株式信託契約を強制的にサインをさせたと訴えている。
もし裕美氏に有利な判決が下された場合、知裕氏との信託契約は無効になり、和生氏はオカダ・ホールディングスの主要株主に返り咲く。
これにより和生氏がカジノのビジネスも取り戻す可能性も出てくる。
これまでの声明で和夫氏は、根拠のない主張によりオカダ・ホールディングスの取締役として不法に罷免されたと主張している。(AGB)