セガサミーホールディングスとパラダイス社(Paradise Co.)は、日本人客が増大していることから永宗島のパラダイス・シティ(Paradise City)のIRにおける緩やかな利益増大を目にしている。これにより、昨年の旅行禁止令による中国人旅行客の下落を埋め合わせる形となった。
同リゾートは、韓国による米国のミサイル迎撃用のシステムを領土に導入するという決定への報復として中国側がツアーグループの禁止を決定した1か月後の4月に運営を開始した。報告によると、これら2国の関係は緩和したものの、中国から韓国へのグループ旅行は依然として衰退しているという。
月次の販売レポートでは、パラダイスは、6月のカジノ利益に65.9%の上昇を記録により576億ウォン(約58億3800万円)に達した。
マシンゲームによる利益は前年比で安定しているが、テーブルゲームの利益は同月の成長の大部分に貢献し、前年比で71.8%の上昇を見せて546億ウォン(約54億5500万円)に達した。
6月に見られた好調な利益により、2018年初期6か月の利益が向上し、合計2963億ウォン(約296億400万円)となり、前年比で23.7%上昇した。
同社は同月の売り上げにおいてIRの業績を区別していないが、第1四半期では日本人のVIPにより、IRでのカジノの売上に145%の上昇が見られ、556億ウォン(約55億5512万円)に達したことを報告している。
日本人プレーヤーのテーブル・ドロップ(テーブルで賭けられた総額)は第4四半期で3750億ウォン(約374億6710万円)から5120億ウォン(約511億5510万円)に上昇した。しかし、中国のテーブル・ドロップは4640億ウォン(約463億5930万円)から3240億ウォン(約323億7160万円)に低下している。(AGB)