横浜、山下ふ頭のコンセプト募集を発足

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横浜市は、山下ふ頭におけるIR開発の民間事業者からのコンセプト提案募集(RFC)を発足した。

大東京圏の3800万人によりアクセスが簡単な山下ふ頭は、現時点では最も切望されているIR誘致候補地であり、東京都がIR誘致を目指さない限りこの事実は変わらないと考えられる。

横浜市は参加登録を10月30日までに、最終提案書の提出が12月23日を期限にというスケジュールでRFCを行う。

2021年に横浜のIR事業者パートナーが選定される見込みで、2020年代後半に政府によるライセンス付与と施設の開業が予想されている。総投資額は100億米ドル(約1兆0880億円)を超える可能性があるとされている。

RFCでは、次のような企業から提案が求められる:IRの開発・運営実績を持つカジノ事業者、国内の不動産開発業者やゼネコン、IRで活用が見込まれる最新テクノロジー産業の事業者の3つである。

横浜のIR誘致競争における有力な事業者はギャラクシー(Galaxy)、ゲンティン(Genting)、メルコ(Melco)、セガサミー(Sega Sammy)、ウィン(Wynn)である。

2つの事業者、シーザーズ(Caesars)とMGMリゾーツ(MGM Resorts)は横浜を見送りにしているが、前者はアメリカ国内の市場に集中するため日本のIR誘致競争から完全に身を引き、MGMは大阪・夢洲に専念する方針を決めた。(AGB Nippon)