福岡の高島宗一郎市長は、早くも福岡青年会議所の市内におけるIR誘致提案に答え、明白に「現時点ではない」と拒否した。
高島市長のIR誘致に対する消極的なスタンスには理由が二つあった。一つ目は県民のギャンブル依存症に対する懸念、二つ目はIR誘致競争がすでに始まり、他の自治体は長い時間をかけて誘致活動をしているという。
青年会議所が提案を推進してから高島市長が拒否したわずかな間に、長崎から九州内にライバル誘致が起こることに懸念が応じた。
長崎新聞に語った県の代表者は「国のアンケートでは福岡、北九州両市ともに誘致を検討していないと回答している。本県だけのIRではなく、九州のIRと打ち出しており、連携が必要。両市からも応援していただけるよう今後対応したい」と述べた。
長崎県が火曜日に事業コンセプト募集(RFC)を開始したため、展開のタイミングが大きな要素である。RFCのスケジュールが厳しいもので参加登録申請の受付が11月22日までで、募集自体が2月に完了する。
長崎県は「本RFCの過程を通じて、IR区域整備のあり方や本事業に対するニーズ・課題等について、早い段階から、県・市をはじめとする地元関係者及び民間事業者の相互理解を深めることで、より良い本事業の実施につなげるとともに、本事業に係る各種準備・検討の加速化を図り、国の基本方針策定後の速やかなRFP実施につなげることを目的とするものです」と説明した。
これまでに様々なIR事業者と投資団体が佐世保にある31ヘクタールのハウステンボスにおけるIR誘致に関心を表明している。(AGB Nippon)