今夏の記録的な猛暑により、日本中央競馬会 (JRA)は競争馬の熱中症対策を強化。
7月22日の時点で合計16頭のJRA競争馬が熱中症と診断されているが、この数字は昨年の夏季に行われた熱中症診断66件をはるかに下回る結果となった。人間と比べ目に見えて分かる行動に出さないため、獣医らは馬の熱中症を察知するのは困難だと警告している。
レース当日に馬を守る対策として小倉、福島、新潟、中京、そして札幌の競馬場のパドックにドライミストを設置。涼しさを保つために馬の運動場にもスプリンクラーが使用されている。
今年の夏、日本は一番の暑さを体験。東京近郊の都市は摂氏41.1度を記録している。気候の変化は競馬業界の今後の対策強化を余儀なくされる可能性が高い。(AGB Nippon)