第二級の都市の観光促進を目的としたインターネットの活用

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ブルームバーグのアナリスト、リン・ウェイ・ソン氏(Vey-Sern Ling)は、中国の第二級の都市でのインターネット利用が増加しており、そのことから海外旅行の増加が期待されると述べた。

中国のインターネット普及率は56%、都市部では71%になるが農村部でが35%までに留まる。また、インターネットの平均利用時間は4時間といわれている。若年層・高年層ともにインターネットを利用して旅行に関するページ(ブログ等)を閲覧していることから、第二級の都市における事業の成長に繋がる。

モルガン・スタンレーの最近の報告では、2016年のマカオ訪問者の居住国の内訳は、中国が66%を占め、その半数が上海・北京・広東省からの訪問であった。残りの半数は中国の低層都市からの訪問であり、これらの都市からの旅行者は、交通インフラの改善と低価格帯のホテルの供給によってさらに増加することが想定される。

ブルームバーグによると、2017年の出国率は西安で323%、長沙で235%、無錫で112%の増加が見られた。

昨年、約3億7,600万人がオンラインで旅行を予約し、インターネットユーザーの78%がオンラインで航空券の予約を行った。しかし、インターネットの最も一般的な利用法は、WeChat、QZone、Weiboなどのチャットアプリとなっている。

「インターネットは、旅行に関する情報が過多で、人々をしばしば混乱させることがある。若者の行動を観察する場合は、インターネット上にいればよい。」とリン氏は語った。

旅行に関連するキーワード検索に関する分析では、「島」という単語がキーワードとして最も調べられており、次いで「グルメ」「自然探訪、アウトドア・アクティビティ」「家族向けアクティビティ」「5つ星ホテル」が続く。(AGB)