政府統計處のデータによると、マカオの第3四半期では訪問者の非ゲーミング支出が15.2%上昇し、期間中のゲーミング総粗収益(GGR)の伸び率を上回ったとのこと。
訪問者一人当たりの支出は主に買い物の影響で5.9%上がり、2039パタカ(約2万8500円)に達した。期間中のGGRは10.2%しか伸びず、VIPゲーミングが劇的に鈍化し3.6%の上昇となった。
近年、マカオ政府は国内の6社オペレーターに収益源の多様化と、買い物・飲食・エンターテインメントといった非ゲーミング収益向上を促している。ラスベガス同様、非ゲーミング収益が6割となるモデルが理想だというものの、マカオではそういった収益割合が現実になると考えるアナリストは少ない。
第3四半期の支出は中国からの訪問者増加に影響され、前年比の5%増となっている。
しかし、シンガポールと台湾からの訪問者一人当たりの支出がそれぞれ、同期間中6%と2.2%下落した。
訪問者の支出の大半を占めるのは買い物(50.2%)で、宿泊(24.2%)と飲食(18.2%)がその次の大きな支出となった。(AGB)