大阪クロス選挙で自由民主党が勝利すれば、夢洲でのIR開発計画にブレーキがかかるという兆しが週末にかけて現れてきた。
知事選挙の出馬を表明した小西禎一氏が日曜日の記者会見にて「時期ありきでなく、府民の意見を踏まえて進めるべきだ」と述べた。
小西氏は夢洲のIR開発計画を賛成する姿勢をとっている。2025年国際博覧会の前にIRを開業することが重要だと主張してきた大阪維新の会と違って、小西氏は特に焦ることはないと考えているようだ。
大阪の世論調査では、日本の他の地方と同様にカジノ開発に反対する意見が大半を占めている。
一方では、自由民主党は再び大阪市長選に柳本顕氏を擁立すると発表した。柳本氏は、2015年の市長選で大阪維新の会が擁立した吉村洋文氏に敗北した。
今回は柳本氏が松井一郎氏と対決することになる。
柳本氏は1999年から2015年まで大阪市会議員を務めた。7月の参院選大阪選挙に自民の候補者として出馬する予定だったが、大阪市長選への再挑戦を求める声に耳を傾けたという。(AGB Nippon)