IR誘致が予定されている山下ふ頭の一部を所有する「ハマのドン」こと横浜港運協会会長の藤木幸夫氏(89)は、林文子市長のIRを誘致する方針に対して「立ち退きには応じない」と誓い、徹底抗戦を表明した。
数ヶ月前に藤木氏はカジノのない「横浜港ハーバーリゾート構想」を提案したが、林市長に提案が却下されたことに対して怒りを抱いているようである。
藤木氏はカジノを建設しなくても有益なリゾートの開発は可能だと主張し「すべてカジノがなくても実現可能」と述べたが、林市長はカジノ抜きでは採算が合わないと発言している。
林市長のスタンスに対して、藤木氏は「賭博場を作り、ギャンブル依存症患者を増やすような状況にしてはいけない」と反論した。
IR計画が犯罪的と非を鳴らす藤木氏は「ここはわれわれ港湾人の聖地であり、博打場にしない… 自分がやるべきことは山下ふ頭を守ること。きれいな港を将来の子どもに残すことが私の願い」と述べた。
山下ふ頭の土地の90%以上は横浜市が所有しているが、残りのほとんどを支配する藤木氏は微動だにしないと断言している。(AGB Nippon)