調査会社ロイ・モーガン社(Roy Morgan)の報告によると、オーストラリアはモバイル機器を利用したギャンブルが増えているが、6年前と比較して全体のベット数は少なくなっているという。
ベット、ポーカーマシン(スロット含む)、カジノテーブルゲーム、キノ、宝くじ、スクラッチくじなどの分析を含むオーストラリアのギャンブル習慣は最新のロイ・モーガン・ギャンブル・カレンシー・レポート(Roy Morgan Gambling Currency Report)に掲載された。
このレポートによると、2018年3月までの12ヶ月間に、340万人のオーストラリア人が、スポーツイベント、競馬、ハーネスレース、グレイハウンドレース、およびイーブンベットなどを行った。しかし、2012年の370万人からは少なくなっている。
モバイル含むオンラインでのギャンブルをするオーストラリア人の34.1%がインターネット上行っており、6年前の15.7%の2倍まで割合が増えている。
ロイ・モーガン社のプレスリリースによると、「成長は、明らかにモバイル電話の使用の増加によって推進されている。 今やオーストラリアのギャンブルをする人口の5分の1(22.7%)がモバイル電話を使用している。2012年頃はわずか5.6%に過ぎなかった。これは最近の6年間で4倍以上の増加である。」
コンピュータを使用してギャンブルをしているオーストラリア人は、前の期間と変わらないままだった。
このレポートでは、オーストラリアのオンライン・ゲーミング市場の主要企業についても触れている。「17.9パーセントのベットをしたオーストラリア人はタブコープ・ホールディングス(Tabcorp Holdings)のオンライン・ベット・サイトを通じてベットしている。」
2位に入るのはスポーツベット社(Sportsbet)の12.9%。そして、ウィリアム・ヒル(William Hill)、スポーティングベット(SportingBet)、トム・ウォーターハウス(Tom Waterhouse)、センターベット(CentreBet)、とベットフェア(Betfair)などのブランドを所有するクラウンベット(CrownBet)が6%。(AGB)