野党最大の政党である立憲民主党の代表である枝野幸男氏は最近の豪雨による被害を受けた地域を訪れ、「災害に専念すべきと野党が申し入れたのにカジノなどを優先している。十分不信任に値するのではないか」と報道陣に述べた。
議会の大半を支配する与党により容易に否決となる可能性が高いものの、今週中に野党が政府に対し不信任案を提出することが予想されている。
週末に実施された朝日新聞の世論調査によると、国民は野党の路線を支持する。そのうちの一つは国民の17%のみが今国会でIR実施法案を可決する必要があると考えている反面、76%は必要ないと判断。
さらに野党による批判は政府の洪水災害対応に関する国民の見解にも影響を与えている模様。投票結果によれば回答者の32%だけが安倍政権による災害への対応の仕方を評価し、45%は否定的見解を示した。
その一方でカジノ合法化の大きな障害となっていた公明党は今週末にはIR実施法案を通過させるよう政府に要請している。公明党は、法案が秋に延期されることがあれば、来春の統一地方選と来夏の参院選にて与党の選挙戦に暗い影を落とすことになるだろうと懸念。
7月20日がIR実施法案制定が実行される日付とされている。(AGB Nippon)