不正ギャンブルは、合法ギャンブル市場の2倍の速さで成長し、年間15兆5000億円もの資金が「洗浄」されているという。
香港ジョッキークラブの安全保全責任者、マーティン・プルブリック氏(Martin Purbrick)は、特別委員会が今後数週間以内に違法賭博に関して詳細な調査を行うとしている。
サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「不正賭博は合法賭博の2倍の速さで成長していることからも、法的市場に重大な影響を及ぼす可能性は否定できない」とソウルで開催されたアジア競馬会議においてプルブリック氏は述べた。「レース、スポーツを使って利益を得ようとする違法賭博は、非常に大きな問題である。問題解決のための政府による規制を認めない限り我々はスポーツを“殺す”可能性がある。」と述べ、特に、顧客からの信頼性が臨界を迎えていることを強調した。
同クラブの前年度のレース収益は1兆6344円となり、2015から16年にかけては8%近く上昇した。(AGB)