10月28日に盛岡競馬場にて競走し勝利を収めた馬から7月から3回目のボルデノン陽性反応結果が出た後、岩手県競馬組合(岩手競馬)は無期限のレース休止を余儀なくされた。 県政が岩手競馬の監督を行っていることもあり岩手県の達増拓也知事は「極めて残念。ファン、競馬関係者、県民の皆さまにおわび申し上げる」と述べた。
先月県庁官である千葉義郎氏が議長を務める6人の専門家チームが岩手競馬の一環である全32厩舎を調査しており、年末までに達増知事に報告書を提出する予定であった。
9月には岩手競馬に属する733頭の全競走馬が検査され、筋肉増強剤やその他の薬物反応の出ていない馬のみが競走することが認められるとされていた。現時点ではこれらの対策でさえ不十分であったかのように思われる。
約一ヶ月前、千葉氏が「岩手競馬の廃止につながりかねない事態だけに、3度目の発生は絶対にあってはならない。」と述べたばかりであった。
その3度目が起きてしまったようである。(AGB Nippon)