最近行われたニッケイ・アジア・レビューとのインタビューにて、メルコリゾーツ&エンターテインメントが日本で主要市場IRを開設する際にはeスポーツスタジアムが重要なデザイン要素となる可能性が高いと最高財務責任者であるジェフ・デイビス氏(Geoff Davis)が語った。
メルコは7月にマカオのスタジオシティIRにeスポーツスタジアムを開設しており、この種の顧客開発戦略としては先駆者となった。
日本IR市場に興味を持っている全オペレーターらは、入札の勝敗への影響が強いとされているため、提案された施設のカジノ以外の要素について注意深く思考をめぐらせている。
メルコの戦略で不利とされる一つの点としてeスポーツが他のアジア諸国と比べて日本にはさほど根付いていないことがあげられるが、日本初のIRが開設される2020年代半ばまでにはこれが変わっている可能性はあると思われる。また、eスポーツスタジアムが若者らをアジア本土から引き寄せる手立てと成ることもあり得る。
他の国際IRオペレーターらも日本でeスポーツ施設を建設する可能性について言及しているが、メルコはこの構想を戦略の中でも重要視している模様。(AGB Nippon)