MGM資産売却、日本IR入札の資金か

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バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)によると、MGMリゾーツ(MGM Resorts)は主要資産2つの売却に合意し、43億米ドル(約4680億円)の正味収益を取得する見通し。資金は日本でのIR開発に使われる可能性があると考えられる。

MGMは15日に、セール・アンド・リースバック取引によりベラージオ(Bellagio)の施設を売却することを発表した。施設はMGMとブラックストーン・グループ不動産ファンド(Blackstone Real Estate Income Trust)との共同事業に託され、MGMが手取金42億米ドル(約4570億円)と株式5%を取得する。

MGMは、年間賃料2億4500万米ドル(約265億円)という条件でベラージオのリース契約を結ぶ。

2つ目は、サーカス・サーカス(Circus Circus)のカジノとその近隣土地を8億2500万米ドル(約897億円)で実業家のフィル・ラフィン氏(Phill Ruffin)に売却する取引である。

バーンスタインは「取引はレバレッジ削減の継続、非注力の資産売却(サーカス・サーカス)、と日本でのIR開発資金にもなるため、MGMにとって建設的と考えられる」と述べた。

ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)、メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts & Entertainment)、ウイン・リゾーツ(Wynn Resorts)は横浜に注力するのに大阪を見送りにしたため、MGMは大阪におけるIR誘致競争の先頭に立ってると評価されている。

アナリストは、事業者が日本の主要都市におけるIR開発に100億米ドル(約1兆0880億円)を投資すると見込んでいる。(AGB)