MGM、ウィンのボストンIR買収から手を引く

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MGMリゾーツは、ウィン・リゾーツとの26億米ドル(約2860億円)規模のアンコール・ボストン・ハーバーIR買収に関する協議を白紙に戻すことを発表した。該当IRは6月または7月にオープンを予定しており、つい先週両社間の計画を報じたばかりだ。

ボストンにIR施設が開業することになれば、MGMが昨年開業したMGMスプリングフィールドと競合することが予想されるため、この買収に関してMGMが強い関心を持っていたのは明らかであった。しかし、MGM側に懸念が残ることから、今回の計画を見送ることとなった。

「取引に関する利害関係者によって提起された懸念点について、私たちMGMはそれを払拭することができません。ただ、私たちは、地域社会にプラスの影響を与えることだけを考えています。 その観点から、私たちはこの買収計画に関する協議を白紙に戻すことが、最善であると判断しました。 私たちは、運営会社とボストン・コミュニティが最高のものになることを望み、この業界に新たな5,600人の人材を迎えることを楽しみにしています。」

ウィン・リゾーツの広報担当であるマイケル・ウィーバー氏(Michael Weaver)の記者会見では、MGMとの「買収に関する協議を白紙に戻した」ことを確認したほか、カジノ開業と運営に対するコミットメントを改めて表明した。(AGB)