MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM Resorts International)は、自社の戦略的方針の牽引と革新を目指しMGM 2020イニシアティブとして指導者交代を表明した。交代は3月1日に実施される見通しである。
最高執行責任者のコーリー・サンダーズ氏(Corey Sanders)は最高財務責任者に任命され、財務戦略の変更や情報技術、企業分析、営業、消費者マーケティングを率いることになる。
現在の最高財務責任者のダン・デゥアリジョー氏(Dan D’Arrigo)は会社とMGMチャイナ(MGM China)の取締役会から辞退する。
ウィリアム・ホーンバックル氏(William Hornbuckle)は、現在の社長としての役目に加えて、最高執行責任者の座に任命された。ホーンバックル氏はリゾートでの営業を管理し、カジノマーケティング、デザイン、開発、人事、エンターテインメントも率いる。
会長兼CEOのジム・ムーレン氏(Jim Murren)は、指導者の交代に関して「MGM 2020の目標は責任の明確化と革新の牽引である。チームの変化によって成功への道を作る」と語っている。
1月に元ネバダ州知事のブライアン・サンドバル氏(Brian Sandoval)がグローバル・デベロップメント部門のプレジデントとして迎え入れられ、特に日本を含む事業開発の指揮を取ることになった。
最近発表されたMGM 2020プログラムは、集中化した組織により利益を最大限に引き出す全社の業務変革である。また、技術への投資により長期的な収益成長を牽引するディジタル化のための基盤を構築するものでもある。プログラムの存在は2018年の5月に初めて発表された。(AGB)