日本カジノスクールの歩んだ長い道

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日本カジノスクールの校長である大岩根成悦氏はIR産業を日本国内に導入するべく16年近く活動しており、同校の卒業生らはカジノ職に適任とされる。

日本カジノスクールは当時知事であった石原慎太郎氏の2006年あるいは2007年頃までに東京の海岸沿いにカジノを設立するという計画をきっかけに2004年4月に開校。しかし石原知事の計画はギャンブルを禁じる法律に対してうまく立ち回りが出来なかったことや、また国会の指導者らが新たな法律を積極的に受け入れようとする気配を見せなかったために断念。

大岩根氏によれば「ごろが早すぎた。」とのこと。

それから十数年間、大岩根氏はカジノのギャンブルを合法化すべく日本の議員ら相手に根気よくロビー活動を続け、さらに若者らをディーラーやその他のカジノのフロア職員に育てるための教育を行ってきている。

現時点では約700人が卒業しており、その内の約20%が海外のカジノ職に就き、中でもシンガポールは数が多く約60人が集まっている。

大岩根氏は2020年代半ばにIR運営が開始されれば全国で約5000人分のディーラーが雇用され、さらにその内の約60%が日本カジノスクールの卒業生であることを推定。

大岩根氏によれば資格条件を充分に満たすディーラーになるにはまず教室内で勉強を行った上でさらに長期間現任訓練をこなす必要があり、約2年はかかるとのこと。

日本カジノスクールは4月には大阪に小支部を開設。さらに大岩根氏はIR免許取得が成功すればさらに地方都市での支店の設立を検討する予定。

大岩根氏はディーラーとして雇われた者達は年齢や性差別の障壁にさほどぶつかることなく良いキャリアを築けると考えており、年収は約1000万円までいく可能性がある。

日本こそサービスともてなし面で世界一のカジノを生み出すことが出来ると大岩根氏は確信しており、その役割のためにこそ生徒らを指導し続けている。(AGB Nippon)