山下ふ頭IR概念へ強い反対 

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横浜港運協会の藤木幸夫会長は毎日新聞とのインタビューで山下ふ頭でのIR設置に対し強く反対を表明し、それでも市政府がカジノを主催したいという主張を推し進めたいのであれば、代わりに現地の米軍基地を改造するべきだと提案した。

ギャンブル依存症による社会的荒廃について話した後、 藤木氏はさらに「どうしても横浜でカジノをやりたいのであれば、横浜・瑞穂ふ頭にある米軍施設『横浜ノース・ドック』の敷地内に開設すればいい。」と述べた。

第二次世界大戦後の米国占領以来存在している米軍艦専属の軍施設のことである。

これが藤木氏による本気の提案なのか、単に実際には利用が不可能な場所を口にしていただけなのかは不明。

先週、横浜市議会の日本共産党団長は藤木氏の強硬な姿勢を踏まえて市政府が山下ふ頭の代替案を探していることをAGB Nipponに語った。団長自身は地方自治体がみなとみらいの立地を検討しているという考えを持っている。

毎日新聞とのインタビューで藤木氏は「ギャンブルはくせになる。海外のカジノの周辺では、自殺者もいるという。『ギャンブル依存症』と表記するのは、まだきれいな表現だと思う。これは本当の『悲劇』だ。」と反対理由について熱く語っていた。(AGB Nippon)