中国のビデオゲーム大手テンセント(Tencent)は、未成年者が人気ゲームに没頭する時間に制約を設けようと、新しいチェック体制の導入を展開しているとロイター通信社が報じている。
テンセントは木曜日に、WeChat(微信)上の自社の公式アカウントを通じて、オナー・オブ・キングス(Honor of Kings)というゲームの新規プレーヤーを対象に、実名を基本とする登録システムを導入すると発表した。
この目的は、このゲームをプレーする未成年者の身元を特定し、彼らがゲームに興じる時間に歯止めをかけることであるという。
このシステムは、中国の公安当局のデータベースにリンクしているが、中国のゲーム業界においてこのようなシステムに前例はない。
この新しいチェック体制の導入は、中華人民共和国教育部がオンラインビデオゲームの数を制限し、ゲームで遊ぶ時間に歯止めをかけるように命じてから実に一週間後に開始する。中国の子どもたちの間で、近眼が増加していることが理由であるという。
「テンセントはこのような措置を取ることで、未成年の方々が良識を持ってゲームを楽しんでいただける環境づくりに励んで参ります」と、同社はWeChat上の公式アカウントを通じて述べている。(AGB)