サンズ・チャイナ、2018年第3四半期に収益が13%上昇する

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マカオでザ・ベネチアン(The Venetian)、ザ・パリジャン(Parisian)、ならびにサンズ・コタイ・セントラル(Sands Cotai Central)という統合型リゾートを運営するサンズ・チャイナ(Sands China)は、第3四半期の業績を申告した。その内容は、ゲーミングハブに関して市場で抱かれている予想と、長期的な見通しへの信頼感に沿うものだった。

先週木曜日にサンズ・チャイナが行った申告によると、2018年第3四半期における同社の総収益は13%上昇して、22億ドル(約2460億円)に達したという。

調整後の資産の金利・税金・償却前利益(EBITDA)は前年比で15.8%上昇し、7億5400万ドル(約844億円)に到達した。

一方、純利益は13%上昇して4億5400万ドル(約約508億円)に達した。

バーンスタイン・リサーチ(Bernstein Research)のアナリストたちは、サンズ・チャイナの業績は総ゲーミング収益(GGR)が前年比で16%上昇し、22億ドル(約2460億円)に到達しており、彼らの予測に沿うものだったと語っている。

サンズ・チャイナのVIP向け事業は前年比で15%成長し、市場で群を抜く業績を達成した。一方、全体の成長は、前年比で16%だった。

ザ・パリジャンを例外として、グループがマカオに保有するすべての施設において収益が伸びた。

バーンスタイン社は、これは、ザ・パリジャンにおける改築による部屋数が一時的に減少したことによるものであると説明している。

業績発表において、サンズ・チャイナの経営陣は、その四半期で強固な財務成績を達成できたことを光栄に感じており、マカオが秘める長期的な潜在性について引き続き確信をし続ける所存であると語った。

「私たちはマカオの華々しい将来を確信しているため、マカオへの投資をより積極的に行うことに決めました。ザ・ロンドナー・マカオ(The Londoner Macao)、フォー・シーズンズ・タワー・スイーツ・マカオ(Four Seasons Tower Suites Macao)、それにセイント・リージス・タワー・スイーツ・マカオ(St. Regis Tower Suites Macao)において私たちが提供しているサービスの幅と規模を拡充して参ります」と、ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)の会長兼最高経営責任者(CEO)シェルダン・エイデルソン氏(Sheldon Adelson)は述べた。

さらに彼は、「今後はまた、コタイ・ストリップにおいて私たちが提供しているサービス群、すなわち娯楽、会議場、ならびにゲーミング以外のアトラクションのさらなる充実を図ります。これらの重要なプロジェクトは2020年から2021年にかけて遂行されます」と続けた。

親会社のラスベガス・サンズは、日本でライセンスを取得する有力な候補者と見られている。(AGB)