ユニバーサルがゲンティンのテーマパークを拾い上げる見込み薄い

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メイバンク(Maybank)によると、ユニバーサル・スタジオ(Universal Studios)がゲンティン・マレーシア(Genting Malaysia)の発展停滞となったテーマパークを拾い上げる可能性は低い。シンガポールにある姉妹リゾートとの共食が要因として挙げられた。

アナリストのサムエル・イン・シャオ・ヤン氏(Samuel Yin Shao Yang)は、ユニバーサル・スタジオもしくは米国オペレーターのシックスフラッグス(Six Flags)が関心を持っているというメディアの憶測に対して、「ユニバーサル・スタジオ・シンガポールは飛行機でわずか1時間の距離。ユニバーサル・スタジオ・マレーシアが出来たら共食いは避けられない」と述べている。

「シックスフラッグスは関心を持っていることは考えられるが、ユニバーサル・スタジオのように有力なIP(知的財産)を持っていない。テーマパークの経営は経験豊かだけどその点ではゲンティンも同様」ということも指摘された。

ゲンティンは、20世紀フォックス(Twentieth Century Fox)と連携して新しくなったリゾーツワールド・ゲンティンの目玉となるテーマパークを作ることになっていたが、米ウォルト・ディズニー(Walt Disney Company)に買収されたフォックスは手を引き、計画が中途半端なままになった。(AGB Nippon)