サンズ・チャイナの刺傷事件

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マカオの警察は、サンズ・チャイナ(Sands China)のコンラッド・ホテル(Conrad Hotel)で中国本土からの41歳の男性が殺害された刺傷事件の捜査を開始した。

現地メディアの報道によると、男性はベッドに寝たまま発見された。活動的なギャンブラーであること以外の詳細は明らかにされていない。

マカオでは殺人事件が起きることが滅多になく、バイオレンスの発生は洪幇の内部抗争が原因であることが多い。

特別行政区治安長官の黃少澤氏(Wong Sio Chak)は、11月の発表で2018年1~9月期の犯罪統計を見てもマカオ治安環境が良好であると述べている。総犯罪件数は前年同期比1.8%減の1万559件となり、誘拐・殺人・厳重傷害などの重大犯罪はゼロまたは極めて低い発生率を維持している。

ゲーミング関連犯罪の発生が前年同期比1.1%増の1338件となった。高利貸しによる逮捕監禁罪が前年比34.7%減少し、218件が記録された。ゲーミングに絡む高利貸し事件が24.2%増の390件である。

マカオ保安庁は、カジノ業がマカオの治安に悪影響を与えていないと述べている。(AGB)