ウィン・リゾーツが規制機関に3500万米ドル罰金を課される

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ウィン・リゾーツ(Wynn Resorts)は、創業者であるスティーブ・ウィン氏(Steve Wynn)に対する性的違法行為疑惑を開示しなかったことに対して、マサチューセッツ州のゲーミング規制機関に3500万米ドル(約38億円)の罰金を課されたが、6月にオープンを控えているアンコール・ボストン・ハーバー(Encore Boston Harbor)IRのカジノライセンスをそのまま保有することが許された。

ウィン・リゾーツの元役員がスティーブ・ウィン氏に対する性的違法行為疑惑を隠したと指摘する調査レポートが4月に公開された後、同月の30日に課された罰金は州のゲーミング規制機関が課した中で過去最大の金額である。

しかし、同規制機関はウィン・リゾーツのゲーミング利権を取り消すのに証拠が不十分であると述べた。

3500万米ドルの罰金の上に、最高経営責任者であるマット・マドックス氏(Matt Maddox)にさらに50万米ドル(約5600万円)の罰金が課された。

また、利権の保有にあたってウィンが方針や組織改編を順守することを第三者機関が監視するなどの条件が付けられる。

ウィンは法的選択肢を検討しているという。(AGB)