香港投資グループ、佐世保IR招致に積極的

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香港のオシドリ・インターナショナル・ホールディングス(Oshidori International Holdings)は1日、長崎県のハウステンボスにIR招致を目的としたコンソーシアムとして、福岡市で大がかりなイベントを開いた。

会場では衆議院議員の北村誠吾氏(自民・長崎)と遠山清彦氏(公明・九州)による「国会議員挨拶」が行われ、長崎県や佐世保市の関係者も出席していたことから、オシドリ・インターナショナルは政府の後押しを受けている印象が残った。

香港からの特別来賓として、HECキャピタル名誉会長のユージン・チュアン氏(Eugene Chuang)が招かれた。

クリムソン・インターナショナル・ジャパン(Crimson International Japan)の最高執行責任者ビル・ワイドナー氏(William “Bill” Weidner)がゲーミング産業の経験者として紹介された。ワイドナ―氏はラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)の社長兼最高執行責任者として、マリナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)やベネチアン・マカオ(Venetian Macao)の立ち上げに大きく貢献したが、2009年にシェルドン・アデルソン会長(Sheldon Adelson)との辛辣な関係により退社した。アジア市場で成功を収めているマニラのソレア(Soliare)や昨年10月に経営難により閉店したラスベガスのラッキー・ドラゴン(Lucky Dragon)など、ワイドナー氏は多くのカジノリゾートに携わっている。

クリムソン・インターナショナルは東京のIR企画企業であり、会長はデービッド・マーシャル氏(David Marshall)、最高経営責任者はブライアン・リンジー氏(Bryan Lindsey)。

ワイドナー氏は新聞社向けの声明で、佐世保IRには4000億円規模の投資を計画していると明かし、投資内容にはIRの必要施設に加えて海洋水族館とモノレールが含まれている。(AGB Nippon)