ロシア、ウラジオストクから38kmにあるアルチョーム市(Artem)に位置するティグレ・デ・クリスタル(Tigre de Cristal)のリゾート兼カジノ施設を運営している香港の株式市場の上場企業、サミット・アセント・ホールディングス(Summit Ascent Holdings)は、540万香港ドル(約7640万円)の損失を計上した前年とは打って変わって、2018年上半期には利益、260万香港ドル(約3680万円)と利益を達成している。
サミット・アセント・ホールディングスによると、ティグレ・デ・クリスタル(Tigre de Cristal)における2018年上半期のローリング・チップの取引高は、前年比で23%下落したが、マス・テーブル事業が著しく持ち直し、前年比で収益が47%上昇し、8350万香港ドル(約11億8100万円)に到達したという。このように主な収益源として、VIP事業にとって代わっている。
これはアジアのプレーヤーをターゲットにしたプレミアム・マス事業部門の開発が功を奏したのと併せて、フライトの接続性の向上、ならびにターゲット・フィーダー市場における資産への意識の高まりによるものだという。
「年の初めから、私たちは、ティグレ・デ・クリスタルで現在活動をしているエージェントがより高い水準のリベートを要求していることで、彼らから受ける圧力がより大きくなっています。そこで経営陣は、結果的にマージンを大きく浸食してしまうことになるこのような圧力に屈することなく、自分たちならではの『プレミアム・マス』事業を開発することにより大きな努力を注ぐことに決めたのです」と同社声明の中で書き記している。
「マス・テーブル事業は今や、私たちの施設にとって最大の収益源となっています。私たちのゲーミング機事業も、引き続き好調なマーケティングと販促プログラム、ならびに私たちのゲーミング関連サービスと非ゲーミング関連サービスの成長と相まって成長に貢献しています。」 (AGB)