エルドラド・リゾーツがシーザーズ・エンターテインメントを買収へ

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米国のカジノ大手であるエルドラド・リゾーツ(Eldorado Resorts)はシーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)を買収することで合意し、米国最大のIR事業者となる。買収規模は責務継承分を含めて173億米ドル(約1兆8570億円)。

シーザーズの筆頭株主で投資家のカール・アイカーン氏(Carl Icahn)は、以前から同社の売却を促していた。取引が完了すれば、昨年11月の元CEOマーク・フリッソーラ氏(Mark Frissora)の辞任発表から続いていた不確実性の時期に終止符が打たれる。

シーザーズは今後エルドラドの支配下に置かれるが、「シーザーズ」のは引き継ぐ。エルドラドの株主は両社株式の51%を所有し、シーザーズの株主は49%。両社合わせて米国16州に渡り60のカジノ・リゾートとゲーミング施設を所有し運営することなる。

エルドラドの最高経営責任者であるトム・リーグ氏(Tom Reeg)は「エルドラドとシーザーズの組み合わせは米国最大のゲーミング事業の所有者件運営差となり、戦略、財務および運営の面で両社のステークホルダーには即刻かつ長期的な価値をもたらす機会となります。我々は合わせて象徴的なゲーミングおよびエンターテインメントブランドの一組を持ち、オンライン・ゲーミングおよびスポーツベットの業界リーダーとの戦略的な提携も有します」とコメントした。

シーザーズの会長であるジム・ハント氏(Jim Hunt)は「この発表はシーザーズ取締役会の長期にわたる査定の結果です。取締役会は両社を組み合わせることにより更に強力な企業体になると決断し、弊社の株主が直近および長期的な価値を生み出すか否かを検討し投票するべき事柄であると満場一致で合意した」と語った。

買収後の取締役会はエルドラドからは6名、シーザーズからは5名で合計11名となる。(AGB Nippon)