サンシティ:日本コンソーシアムを形成、ベトナム事業も視野に

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マカオの大手ジャンケット事業者であるサンシティ・グループ(Suncity Group)は、ライセンス取得を検討するために日本コンソーシアムを結成したと、エグゼクティブディレクターであるアンドリュー・ホー氏(Andrew Ho)がインタビューで語った。

ホー氏は、コンソーシアムは日本企業で構成されているが、名前を挙げることを控えたという。

「潜在的な投資の規模は、リゾートの場所と法律の最終的な形に依存する。我々はプロセスを始めたばかりだ」とG2Eアジアの席上で語った。

「コンソーシアムを結成し、規則や政策がまだ準備が整っていないため、理解を深めるため数人を雇います」と述べた。

「とある委員会が私にいくら投資する準備が出来ているかを尋ねてきました。私は、皇居の前に大きな土地を与えて頂けるのであれば500億ドル(約5兆3000億円)を投資しますし、離島を与えて頂けるのであれば5億ドル(約534億円)規模を検討すると言った。」

現在、国会ではIR実施法案の細部を議論しており、ゲーミング業界がどのように管理されるのかを細かく取り決めるものである。

既に明らかにされている条項では、更新期間や免許手続き、高い税率、IR施設内においてカジノフロアの上限が3%などである。

ホー氏は、税率が高すぎると判断した場合、アジア地域の小規模なプロジェクトへの投資に切り替える準備が出来ていると発言した。

サンシティは運営しているカジノの運用管理を強化するため、ビジネスモデルの多様化を図っており、ベトナム北部のヴァンドン(Van Don)でカジノを運営する契約を結んでおり、さらにベトナム中部のホイアン・カジノ(Hoiana Casino)の34%の株式を取得した。

この施設は2019年中頃にオープンし、マス市場用に半分、VIP用に半分という割合で140テーブルを持つ予定ある。

ホー氏は、ダナンのクラウンカジノで1年半稼動しているVIPルームが2億ドル(約214億円)を考えると、リゾートのテーブルロールは1億ドル(約109億円)を予想しているが、それは非常に控えめである可能性がある。

同社は最終的にベトナムの地元住民達のゲーミングを許可することができると確信している。

ベトナム政府は、北部と南部のまだ起業していない2カジノで、3年以内のパイロットプロジェクトを実施し、ベトナム居住者にゲーミングを禁止する規制を部分的に解除した。

その他の主要リゾートは同プロジェクトに参加することを目指している。(AGB)