タイ、W杯期間中のギャンブル関連逮捕数が増大

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ネーション紙(The Nation)によると、タイの警察は今年のFIFAワールドカップの期間中において、2014年のトーナメントの時期よりも3倍近くのギャンブル関係の犯罪者を逮捕したという。

タイでは、国営のロトやロイヤル・バンコク・スポーツ・クラブ(Royal Bangkok Sports Club)による競馬以外のギャンブルは禁止されているが、違法のギャンブルが横行している。このような違法ギャンブルの件数は、タイ人がサッカーに熱狂的であることと、規制局が定期的に協調取り締まりを開始することから、特に主要なサッカートーナメントが行われる際に激増する傾向がある。

今年、違法ギャンブルにおける取り締まりを行った特別当局は5月1日から7月15にまでに、未成年3人を含む1万5007人のギャンブルプレイヤー、695人の胴元と166人のギャンブルチケット発券者を逮捕した。

国家警察のチーフのシャラムキャット・スリヴォラカン氏(Chalermkiat Srivorakhan)は、バンコクのロイヤル・タイ警察署(Royal Thai Police)で、警察は証拠品と合計5120万バーツ(約1億7336万円)相当のアセットを押さえていると話した。

最も多くの逮捕件数が記録されたのは、フランスがクロアチアを破った際の決勝戦のときであり、合計1千件の逮捕が記録された。

2014年では、4679人のギャンブルプレイヤー、258人の胴元、127人の発券者が逮捕された。

同紙によると、シャラムキャット氏は、警察が2018年の1か月に及ぶワールドカップの際に、11か所をターゲット地域として融資状況を監視していたと言及したという。そこで警察は、通常以上かつ高額の融資が行われていることを突き止めた。警察は、多くの人々が借金を抱えることになったと確信している。賭けに参加するために、借金は100万バーツ(約339万円)ほどの借金をつくった人物もいたという。(AGB)