プレイテック社、フィリピンで独占的状態

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英国の上場企業でありゲーミング・サプライヤーのプレイテック(Playtech)は、フィリピンのアミューズメントとゲーミング管理公社(PAGCOR = パグコア)から初のゲーミング・ソフトウェア・プロバイダーの認定を受けた。これにより同社はフィリピンで運営されるオンライン市場の乱数発生器(RNG)カジノ・ゲームの独占事業者になったとカルヴィン・エアー(Calvin Ayre)が伝えている。

カルヴィン・エアーが入手した9月26日付の覚書の中で、パグコアはモントフォード社(Montford Inc.)をフィリピン海外ギャンブリング運営者(Philippine Offshore Gambling Operator = POGO)のライセンシーに対して、唯一のゲーミング・ソフトウェア・プロバイダーとして認定したと発表している。

この発表の中で、モントフォード社は「プレイテックが開発した乱数発生器を基盤とするゲームの販売会社である」と説明されている。

パグコアによると、「現在までのところ、ゲーミング・ソフトウェア・プロバイダーとして事業運営をする認定と許可を受けているのはモントフォード社ただ一社であり、POGOのライセンシーは、モントフォード社が供給している乱数発生器を基盤とするゲームのみを使用することが許されている」と述べた。

さらにパグコアによると、この規制はすぐに効果を発揮し、許可を受けていないサービス・プロバイダーが供給するゲームを使用していたり、認可を受けていないゲーミング・ソフトウェア・プロバイダーとの関わりを持つPOGOのライセンシーには「それ相応の罰則や行政処分が適用されることになる」という。

乱数発生器を基盤とするゲームのプロバイダーを他にも認定するつもりがあるか否かについて、規制当局は意思を明らかにしていない。(AGB)