ボラカイ島にカジノはいらない?政府との対立

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日本及びフィリピンへの市場拡大を計画しているギャラクシー・エンターテインメント・グループ(Galaxy Entertainment Group)は、フィリピン政府がボラカイ島でのカジノを許可しないとした場合、その計画を再検討する必要があるかもしれない。

観光局長のバーナデット・ロムロ=プヤット氏(Bernadette Romulo-Puyat)は、マニラで開催された会議で、今年4月より環境保護のため閉鎖されていたボラカイ島が10月26日付で開放にふみきること、またカジノの新規設営や既存カジノの運営は許可しないことを発表した。

同氏は、この発表は、ボラカイ島からカジノをなくそうとするロドリゴ・ドゥテルテ大統領(Rodrigo Duterte)の意図に沿ったものだと述べた。

「彼は観光部に島の既存カジノを閉鎖するよう指示しました。そのため、ボラカイ島にはカジノは一切ございません。」とピャット氏は語った。

ギャラクシー・エンターテインメントと現地パートナーであるレジャー&リゾーツ・ワールド(Leisure & Resorts World Corporation)は、5億ドル(約555億円)をかけて、2021年までに家族向け・環境に優しいIRをこのボラカイ島で計画している。

先週も、ギャラクシーはこの困難な局面を克服することができるとの自信を表明していた。

ギャラクシー副会長であるフランシス・ルイ氏(Francis Lui Yiu Tung)は、香港で記者会見を行い、同社の第2四半期の業績を発表した。同氏は、環境問題については大統領を支持し、解決策が見出されることを期待していると述べた。

「 フィリピン当局に対して、自国のビジョンと私たちのビジョンが同じであることを説明するために、現地のパートナーと協力することができればと願っています。 ボラカイ島中国とマカオに近く、かつ国際空港を持つ唯一の美しい島です。ほかにはありません。」とルイ氏は語った。(AGB)