大手のリスクコンサルタント会社によると、中国と米国の長期的関係の移行が進行中であり、2つの経済大国が異なる方向性の道を描いており、この変化がマカオのカジノ運営者に大きな影響を及ぼす可能性がある。
ドナルド・トランプ大統領と中国の胡錦濤国家主席が今月中に会議で停戦を発表する兆 しがある。
しかし、これはワシントンの多くの政治家が中国を敵対者であるという風潮には影響を与える可能性は低いとスティーブ・ビッカーズ・アンド・アソシエイツ（Steve Vickers & Associates）が報告した。
「厳しい現実は、この貿易戦争は、米国と中国の間で乖離が拡大している兆候に過ぎないということです。それゆえ、外交的な仲間はその全身的な傾向を変えることは出来ないであろう」と述べた。
ウィン・リゾーツ（Wynn Resorts）、ラスベガス・サンズ（Las Vegas Sands）、MGMチャイナ（MGM China）などの米国の事業者を指して、米中間の絆に頼っていた企業には、このような変化が脅威になるだろう、と報告書はさらに述べている。
「これらのゲーミング事業は2001年以来大いに利益を上げており、中国の訪問者が賭けた資金を吸収している」と書いている。
「しかし、中国の統率者たちは、アメリカの企業に、特にトランプ大統領と強い絆が明らかなゲーミング界の大物などを認めてるかどうかを尋ねる原因となっている。」
2600億ドル（29兆円）以上の物品に影響を及ぼしている貿易戦争が中国本土の経済を低迷させ、結果として総ゲーミング収益にブレーキをかけるとの予想でマカオのゲーミング株は売り切られている。 VIPセクターは最も打撃を受けるため、多くのアナリストはすでに来年の成長見通しを修正している。(AGB)