名古屋競馬場 PFI方式による再建 

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愛知県知事の大村秀章氏は6月25日の記者会見にて名古屋競馬場が日本でのこのようなプロジェクトでは初の試みとなるPFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式を利用し、新しく弥富市に再建されると発表。

名古屋市の港区には1949年に建設された現名古屋競馬場があるが、2022年の4月には1977年以来厩舎や訓練場の拠点となっている弥富市に移動する予定。

弥富市の施設は若干小さ目のものとなる予定で、観客用の座席数は約2000人分。5600人の収容が可能な現在の施設をはるかに下回るものとなる。建設費は98億円と推定されている。

名古屋競馬場は2017年には約300億円の収入を得ている。1992年からは売り上げが低迷し負債を抱えていた状態しばらく続いていたが、ここ数年で回復を見せ、去年ついに借金を返済。新しい施設がより良い財務成果をもたらすことが期待されている。

2022年の開設後からの15年間、計画・建設・運営・維持を担当する民間企業の入札プロセスが今年行われる予定。パートナーは2019年2月に選ばれる。

名古屋競馬場は日本中央競馬会の小型版である地方競馬全国協会の枠組みのもと、地方自治体が運営する15の競馬場の1つである。

民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律は公共企業の効率化の期待のもと、1999年に国会で可決されている。(AGB Nippon)