共同設立者で多数の株主であるエレイン・ウィン氏 (Elaine Wynn)は、ウィンリゾーツの取締役会に「新しい風を吹き込む」ため、長年の取締役であるジョン・J・ハーゲンブック氏(John J. Hagenbuch)の再選阻止に協力する株主の支援を求めている。
ウィン氏は、同社の株主に宛てた書簡で、「取締役会で示されている独立性と監督責任の欠如は深く懸念される問題である」と述べた。
「ウィンリゾーツには新しい時代が必要です。取締役会は最近、3人の新任取締役を任命し、今後数ヶ月で新たな取締役を追加する意向を表明したが、取締役会における「通常運転」の態度を変えるには十分な対応とは言えない。特に、長年に渡り取締役として残っている人数に関しての対応にはなっていない」と付け加えた。
ウィン氏によりますと、ハーゲンブック氏を依然として多大な影響力を持つレガシー・ディレクターの一人と名付けました。
ウィン氏はさらに「ハーゲンブック氏は2012年から取締役を務めています。ハーゲンブック氏を取締役会から外し、新しい取締役会のメンバーは過去に囚われることなく新しい方向性を求めることができると考えています。ハーゲンブック氏の再選に対する私の反対は、再選が可能かどうかとは別に、取締役として長年残ってきた役員全員に対する考えである。これは現職の取締役たちが取締役会の階級制度を解除することを拒否したためである」と主張した。
ウィン氏が提起した重要な問題の1つは、ハーゲンブック氏がスティーブ・ウィン氏 (Steve Wynn)のセクハラ疑惑の関する特別調査委員会を監督している事実である。
ウィン氏は「ハーゲンブック氏とスティーブ・ウィン氏は長年の親友であることを考えると、ハーゲンブック氏の特別委員会の関与に対する懸念があります。これは明らかに深刻な問題だと私は思います」と不満を露わにした。
ウィン氏は株主宛に、5月の同社の年次総会で、ジョン・ハーゲンブック氏の再選に関する投票を控えるよう求めている。
ウィンリゾーツはマカオで2つのリゾートを運営し、日本での営業ライセンスの取得を求めています。(AGB)