オーストラリアのクラウン、再び不正疑惑

地元のメディア報道によると、クラウン・リゾーツはスロットマシン不正疑惑により今週注目されている。

以前高額プレイヤーであった女性が、過去にクラウン・カジノのスタッフがスロットマシンのボタンを押さえ込むためのプラスチックを彼女に提供したと主張している。ボタンを押さえ込むことによりオートプレイと同じ操作が可能になる。

彼女はまた、クラウン・カジノのフロアスタッフが複数のロイヤルティ・カードを彼女に提供し、複数のマシンから同時にロイヤリティポイントを獲得できるようにしたと主張した。

彼女は連邦議会議員のアンドリュー・ウィルキー氏(Andrew Wilkie)に証拠と詳細な証言を提出し、ウィルキー氏は今週火曜日、これらの書類を調査のためビクトリア州のギャンブルおよび酒類規制委員会(VCGLR)に持ち込んだ。

ウィルキー氏は、「私は自らVCGLRに問題を取り上げ、そしてまた、ビクトリア警察のチーフコミッショナーにも連絡を取りました。もし主張が真実であれば、犯罪として扱われるので警察にもこれらの問題を調査するよう持ち掛けました。非常に明白な証拠である」と彼は述べた。

今回の疑惑は昨年、同運営者がスロットマシンのサービス・テクニシャンに棒状の物をボタンの隙間に挿入できるようにするため、会場のスロットマシンのボタンを剃るよう命じられたことを主張した件と合わせて、さらなる打撃となる。

サービス・テクニシャン達はまた、スロットマシンの低いベットオプションのボタンを外すなど違法な改造を指示されたと主張した。

VCGLRは先月 、スロットマシンの改ざんに関する罰金を含む罰則、またはカジノ・ライセンスの停止を含む懲戒手続を開始したと発表した。

しかし、クラウン側はこれらの変更は17台のスロットマシンで3週間の「試行運営」の一部であり、事前の承認は必要とされない主張した。

ウィルキー氏によると、クラウンは、すべての疑惑が完全に調査されるまで、ライセンスは更新されるべきではない、と述べた。(AGB)