メルコリゾーツ&エンターテイメントのCEOローレンス・ホー氏(Lawrence Ho)は、マカオのスタジオシティー・リゾートにおける施策をはじめ、他のIRと差別化を図っている。
マカオで開かれたG2Eアジアにおいて、ホー氏は、アジアのプレミアム・マス消費者に対する見解を表明した。
マカオとマニラにおける代表的なリゾートを所有し、さらにキプロスのリゾートを開発しているメルコリゾーツは、すでに日本のライセンス獲得を見据えて行動している。
ホー氏は、スタジオシティが12月から開催する予定のショーにおいて、ストゥフィッシュ(Stufish)社と提携することを発表した。
同社は、レディー・ガガやクイーン等のトップスターからオリンピックのようなイベントまで、様々なプロダクションを歴任している。
スタジオシティでは、新たなバーチャルリアリティゾーンを開設し、飲食店をはじめとした新たな施設が続々と開設される予定である。
業界全体では商業施設の区別化が出来なくてなってきている傾向があることに対して、シティ・オブ・ドリームズでは1500平方メートルのエリアに話題性のあるブランドを集結させた新しいショッピング施設のコンセプトを計画している。
ホー氏はまた、火曜日に発表された最新技術を活用した「モーフィアス」、去年発表した超高級ブランドである「ヌワ(Nuwa)」、そして「ファンキーとセクシー」要素を取り入れる予定の「リバティー」という新ブランドの計画も視野に入れている。
ホー氏によると、上記施設は西洋モデルの複製品だけでは満足できない中国人観光客を開拓することを目標としており、同社はアジア風の体験をプレミアム・マスの囲い込みに関しては先見の明に長けていると語っている。(AGB)