野党 IR法案に対し土壇場の行動

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5つの野党から各衆議院議員5人らが6月12日に国会議事堂にて記者会見を開き、衆議院を通してのIR実施法案の実施を阻止するべく最後の試みに出た。

記者会見は立憲民主党の阿部知子氏、国民民主党の稲富修二氏、無所属の会の中川正春氏、日本共産党の塩川鉄也氏、自由党の玉城デニー氏の五人が主催。

彼らの基本的な主張は世論調査によれば大半の人々がカジノの合法化に反対しており、政府が危害を最小限に抑えるための具体的な政策を立てていないこと、さらに政府の政治的利便性のためにこの一連の問題に関する全議会議論が不足しているというもの。

阿部氏は国土交通大臣石井啓一氏がIR実装法案の内容を把握しておらず、石井氏が直接関わっていない状態で官僚らにより法案の大部分が策定されていたことを指摘。

他の反対派も口にしていた阿部氏のもう一つの論点は、政府は外国人観光客を日本に引き寄せる政策としてIR確立を描いていたものの、実際には多くの来場者が日本人であろうということ。さらには日本全体に影響を与えるであろう政策を大阪のような少数カジノ賛成派の地方自治体の手に委ねることは受け入れられないとも主張。

野党議員らが政府の議論に対して必死の抵抗を見せてはいるものの、与党は6月13日に内閣委員会で議論を終結させ、衆議院本会議にこの法案を送付する予定。(AGB Nippon)