リサール商業銀行、ハッキング事件をめぐりバングラデシュ中央銀行を提訴

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リサール商業銀行(RCBC)は、2016年のハッキング事件をめぐりバングラデシュ中央銀行が起こした損害賠償を求める民事訴訟に反発し、名誉毀損を訴え法的措置を講じている。

合計8100万ドル(約90億円)がニューヨーク連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of New York) にあるバングラデシュ中央銀行の口座から 盗み出され、その後に資金がRCBCに送金され、以降ブルームベリー・リゾーツ(Bloomberry Resorts)が経営するソレア・リゾート&カジノ(Solaire Resort & Casino)を含む複数のカジノへ消えていき、行方が分からなくなった。

現地メディアによると、RCBCは中央銀行により「公的かつ悪質な攻撃」を継続的に受けていると主張し、1億ペソ(約2億1100万円)の損害賠償を求めている。

「バングラデシュ中央銀行は公的な名誉毀損、嫌がらせ、RCBCの評判とイメージに対する脅迫に走り、原告のRCBCからお金を強請り取る陰謀を企てている」とRCBCが声明で述べたのが報道された。

提訴は、RCBC・ブルームベリーのゲーミング事業・その他のフィリピンの企業や人物から損害賠償を求める中央銀行が起こした別の民事訴訟に対抗するものである。(AGB)