ジャスティン・ファン氏の辞任、キャンベラ・プロジェクトは延期

IRオペレーターのアクイス・エンターテインメント(Aquis Entertainment)は、取締役の主要メンバーであるジャスティン・ファン氏(Justin Fung)の辞任を発表した。ファン氏は、アクイス・エンターテイメントの会長トニー・ファン氏(Tony Fung)の息子である。

オーストラリア証券取引所(ASX)に提出した資料によると、ファン氏はクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州にある競馬・育種事業であるアクイス・ファーム(Aquis Farm)に集中するために事業からの撤退を決断したとのことだった。

アクイス・エンターテインメントは、ケアンズにあるアクイス・グレート・バリアリーフ・リゾートの開発者である。また同社は、カジノキャンベラのオーナーでもある。

先週、同社はアクイス・キャンベラの開発について州政府から「無期限の延期」を受けたと発表した。これにより、2億5600万ドル(約280億円)のもの見直しが必要となる。

同社には当初、5月14日まで提案最終決定までの猶予があった。「アクイスは、キャンベラにとって重要である都市再生および経済開発に貢献する世界規模のプロジェクトを提供するビジョンを追求し、今後も政府と協力して計画を進めていきたいと思います。」と同社は強い意志を示している。(AGB)